窓枠まわりの結露に悩む方へ|外壁側からできる防止対策と施工業者選び
2025.07.21 (Mon) 更新
新潟市の皆さんこんにちは!
雨漏りなら屋根工事・雨樋工事の匠、新潟市の屋根業者!新創へ!
- 「窓の周辺に水滴がついてカビが生える」
- 「クロスが浮いてきて黒ずみが発生している」
- 「窓枠の木部が腐り始めている」
これらのトラブルに悩む方は少なくありません。室内側で拭き取るだけでは解決せず、何度掃除しても再発を繰り返すため厄介です。具体的な対策をとりながら、業者に対処してもらうことで結露を防げます。
とはいっても、方法がわからない方もいるでしょう。今回のお役立ちブログでは、外壁側からできる窓枠まわりの結露防止対策を見ながら、業者選びのポイントなどをお話しします。
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目次
窓枠まわりで結露が発生する理由はさまざま!何が原因?
結露は水滴の問題のみではありません。建物の耐久性や室内環境なども影響します。中でも冬場の寒暖差が大きい地域では昼夜の温度差が激しく、窓周辺が冷やされます。室内の水蒸気が触れると急速に凝縮されて水滴となるため、結露の発生リスクが高まるのです。
なお、外気温が低くても室内の湿度を40〜60%程度にコントロールできている場合は、結露が発生しにくいでしょう。
外壁内部結露と窓枠結露の違い
外壁内部結露の場合、壁の中で少しずつ進むため気付いたら下地木材が腐食していたり、機能低下を起こしていたりするかもしれません。なお、外壁内部の結露は「夏型結露」と「冬型結露」に分類されます。地域や季節で対策が異なる場合もあるため、専門業者の診断を受けてから対策を講じた方が良いでしょう。
一方、窓枠結露は目視で確認できるものの、根本の原因は内部結露に伴う断熱不足や通気不良であるケースが多いため、表面的な水滴拭き取りだけでは解決しません。いずれにせよ、専門家による対応が必要です。
結露は建物に悪影響を与える!何が起こる?
結露によって、次のことが起こります。
- カビ発生
- 断熱材の性能低下による冷暖房効率の悪化
- 光熱費の増加
- クロス剥がれやシミの発生
中でも結露で湿った部分は、より一層カビが発生しやすいため、ハウスダストやアレルゲンなどの健康被害を引き起こす可能性があります。
外壁側の窓枠結露を放置するのは厳禁!理由とは?
窓枠の結露放置がまずい理由は次の通りです。
- 構造材の腐食・シロアリ被害につながる
- カビ・ダニ発生による健康被害リスクが高まる
- 資産価値の低下と修繕費用増加を招く
項目ごとに詳しく見てみましょう。
構造材の腐食・シロアリ被害につながる
結露による湿気は木材の腐食を招き、構造躯体の耐久性を著しく低下させます。しかもシロアリの好む環境であるため、被害が同時発生するかもしれません。家全体の寿命を縮めないためにも、早めの対策が必要です。
カビ・ダニ発生による健康被害リスクが高まる
結露はカビやダニの繁殖源となり、喘息・アレルギー性鼻炎・皮膚炎などの健康被害の原因になるでしょう。小さなお子様や高齢者がいる家庭では、健康被害リスクの回避が必須です。目に見えない結露による湿気はカビの発生要因となるため、早期の根本対策が欠かせません。
資産価値の低下と修繕費用増加を招く
結露被害を放置すると室内のクロス張替え、木部交換、カビ除去などの修繕が必要となり、大きな出費につながります。また、資産価値が低下して売却時に不利になる場合もあります。家の売却を考えている方も、外壁側の結露防止は不可欠です。
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外壁側からできる窓周辺結露防止対策
窓周辺の結露防止対策も、結露の予防につながります。代表例は次の通りです。
- 外壁断熱補強
- シーリングの見直し
- 外壁通気層の確保・改善
事例ごとに何を行うと良いか見てみましょう。
外壁断熱補強
外壁断熱補強は、結露対策と同時に家全体の断熱性能向上に貢献します。とくに築年数の経過した住宅では断熱材が不足しているケースも多く、窓周辺や柱まわりが冷えて結露につながりやすいため、解消した方が良いでしょう。
しかも、外壁断熱補強は既存の壁の外側から断熱層を施工するため、工事によって室内が狭くなることはありません。気密性能も向上するため一石二鳥です。さらに、室内と屋外の温度差が縮まればヒートショックのリスク低下や冷暖房費削減効果にもつながるため、安全で快適な生活を送りやすくなるでしょう。
シーリングの見直し
シーリング材の劣化は目に見えにくいため、放置されることも珍しくありません。放置すると「雨水浸入・隙間風発生・結露発生」を招き、結露の原因になるため危険です。シーリング劣化時は打ち替えることで、窓周辺からの雨水浸入を防いだり隙間風による温度変化の抑制につながったりするため、結露の再発防止が期待できます。
シーリング工事を適切に行えば、プライマー処理と目地深さが適正化されるため、長期にわたり防水効果を維持してくれるでしょう。
外壁通気層の確保・改善
通気層のない住宅や通気が不十分な住宅では、壁内部の湿気が滞留しやすく、結露発生リスクが高まります。外壁リフォーム時に通気層工法へ切り替えれば、壁内の湿気を排出しやすくなるため、乾燥状態を保つことが可能です。
通気層の改善は、外壁の交換工事と同時に実施されることが多く、手間を感じるかもしれません。しかし、状況が深刻な場合は住まいの耐久性や快適性を根本から回復させるため、検討する価値はあるでしょう。
防露性能の高い窓枠・サッシへの交換
既存のアルミサッシは断熱性能が低いため、結露の発生リスクが高まります。一方、樹脂サッシやアルミ樹脂複合サッシに交換すると、外気温の影響を受けにくくなる分、窓枠周辺の表面温度低下を抑えることが可能です。結果、結露防止につながります。
さらに、複層ガラスやLow-Eガラスなどの高性能ガラスと組み合わせると、結露防止性能を大幅に向上させられるため、快適性を長期間維持できるでしょう。

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結露防止に効果的な製品・工法例
結露防止の効果を高めるには、製品や工法も大事です。次の3つを中心にお話しします。
- 高性能断熱材の施工
- 結露防止テープ・防露フィルムの活用
- 外壁塗装時にできる遮熱・断熱塗装の活用
詳しく見てみましょう。
高性能断熱材の施工
高性能の断熱材は従来の断熱材より薄いことも珍しくありません。しかし、高い断熱性能を発揮できるため、狭小住宅や隣家との距離が近い住宅でも断熱改修が可能です。また、真空断熱材を使用するとわずか数センチの厚みでも、従来の数倍の断熱性能を発揮できます。コストと性能のバランスを見ながら選ぶことが大事です。
結露防止テープ・防露フィルム活用
防露フィルムや結露防止テープは、既存窓に簡易的に取り付けられる低コスト対策として有効です。しかし、応急処置的な要素が強いため結露を完全に防ぐものではありません。防露フィルムの使用時はシーズン前に施工し、剥がれや劣化がないか定期的に確認することが重要です。
外壁塗装時にできる遮熱・断熱塗装の活用
遮熱・断熱塗装は、屋根・外壁表面の温度変化を抑えるため結露の抑制に貢献します。中でも遮熱塗料は、外壁の蓄熱を防ぎながら内部の温度変動幅を抑えられるため結露対策に効果的です。外壁塗装時に追加費用をかけることで、快適性向上と資産価値維持を同時に図れます。
施工業者選びで失敗しないためのポイント
施工業者に依頼する場合、選び方も大事です。ポイントは次の通りです。
- 結露診断の実施有無を確認する
- 防水・断熱・結露対策に詳しい業者を選ぶ
- 保証内容とアフター対応もチェックする
それぞれ見てみましょう。
結露診断の実施有無を確認する
施工業者を選ぶ際は、「結露診断」の実施有無を確認します。サーモグラフィー診断や含水率測定、非破壊検査などの診断を行う業者の場合、施工前に結露の原因を特定できるため、不要な施工や無駄な工事を省けるでしょう。
防水・断熱・結露対策に詳しい業者を選ぶ
外壁塗装のみを請け負う業者に依頼すると、内部結露の理解が浅く防水層改修や断熱補強のクオリティが低くなるかもしれません。「雨漏り診断士・外装劣化診断士・断熱施工士」などの資格を持つスタッフが在籍しており、「防水・断熱・通気工事」を総合的に提案できる業者を選ぶことで、結露の問題を解決しやすくなるでしょう。
保証内容とアフター対応もチェックする
結露対策は施工後の経過観察が必要な場合もあります。施工後にトラブルが起こる可能性もあるため、迅速な対応をしてくれる可能性が高い「地元密着型業者」を選びましょう。保証期間や定期点検の有無、追加費用発生条件などを確認しながら見極めることが大事です。
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屋根工事業者の新創が提案!窓枠結露の根本対策と業者選びで住まいの快適と安心を
窓枠まわりの結露は、カビやクロスの浮き、木部腐食などトラブルの元凶です。室内からの拭き取りだけでは解決せず、外壁側の断熱強化やシーリング補修、通気層工法・樹脂サッシ化など、根本的な対策が不可欠です。とくに築年数の経過した住宅は断熱材の不足や気密不良が多く、結露を放置するとカビ・ダニの健康被害や構造材腐食による資産価値低下、修繕費増大のリスクが高まります。
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