発泡ウレタンを用いた雨漏り修理!素人でも可能?メリットを徹底解説
2025.02.11 (Tue) 更新
雨漏りなら屋根工事・雨樋工事の匠、
新潟市の屋根業者!新創へ!
コラム担当のコバヤシです!
雨漏りは建物の内部だけではなく、骨組み部分まで深刻なダメージを与えます。雨水は屋根や壁の他、ベランダからでも侵入します。雨水で濡れた木材が腐食するとカビが発生し、シロアリが集まるきっかけになるのです。
カビの胞子を吸い込むと、シックハウス症候群に罹患するリスクが高まります。建物が弱くなるだけではなく、大切な家族の健康を損ないます。雨漏りが発生している時点で建物の劣化が進んでいる可能性も考えられるのです。
そこで、雨漏りの修理方法の1つである発泡ウレタンが助けになります。今回のお役立ちコラムでは、発泡ウレタンによる雨漏りの修理方法や雨漏り対策の必要性をお話します。
目次
発泡ウレタンとは?
発泡ウレタン、または発泡ポリウレタンとは合成樹脂の一種です。建築分野では断熱材や防水材として採用されています。防水材として認知度が高いのは、それだけ多くの現場で使われてきた実績があるからでしょう。
ポリウレタンは柔らかいものと硬いものがあります。クッションや寝具でも使用されているのは軟質フォーム、冷蔵庫の断熱材に使われている硬いものは硬質フォームです。他にもゴム状のものまであります。自動車部品や建築材料の他、繊維や塗料や接着剤など用途は幅広いです。発泡ウレタンは以下の幅広い特性を持っています。
- 断熱性
- 防水性
- 弾力性や耐久性
- 施工が簡単
高い防水性があるのは硬質ウレタンフォームです。現場で対象物にスプレーを使って直接吹き付けるのと直接充填する2つの発泡方法があります。発泡とは泡を出すことです。充填とは欠けているところや空いているところに物を詰めて塞いだり埋めたりすることを指します。
硬質ウレタンは気泡が独立しているのも特徴です。独立気泡と呼ばれ、水や空気を通しません。逆に連続気泡と呼ばれるタイプは気泡がつながっています。柔らかく、潰せて吸水性があります。代表的な軟質ウレタンとして、食器洗いや洗車で使用するスポンジ、マットレスやソファーなどのクッション材があげられます。
硬質発泡ウレタンは、硬い構造を持っているのが特徴です。水分が浸透しないため、とくに雨の影響を受けやすい屋根材として採用されるほどです。
施工が簡単で適用範囲も広い
雨漏りは放置しても勝手に修復しません。時間が経過すると被害は大きくなります。そのため緊急時の雨漏り補修で、発泡ウレタンは助けになるでしょう。
発泡ウレタンのメリットの1つは、施工が簡単な点です。現場で直接発泡すれば施工できます。雨漏りが発生しやすい屋根の形状は複雑です。雨水が侵入しているヒビや割れや亀裂など、形が複雑な破損はたくさんあります。しかし発泡ウレタンは泡ですから、複雑形状も隅々まで密着できます。さらに均一な防水層を形成できるのもポイントです。既存の屋根材があっても上から直接施工もできます。施工が簡単で柔軟性もあるため、スピードを求められる雨漏りに適しており大きな力になります。
また、ありとあらゆる素材と接着できます。
- 木(合板)
- 鉄板
- アルミ板
- 亜鉛鉄板
- FRP
- ステンレス
- コンクリート
これらは接着可能な素材です。また、対象物の表面に接着性を高められる下地塗料を塗ればより強固な接着力を発揮します。ただしポリプロピレンやポリエチレンの他、フッ素樹脂やシリコーンやワックスだと接着しません。
耐久性の高さやメンテナンス・エネルギーコストも抑えられる
発泡ウレタンは耐久性の高さもあります。紫外線や温度変化の他、化学物質にも高い耐性を持っているのです。短期間ではなく長期間、性能を維持できるのもメリットでしょう。一度施工すれば、長期間の雨漏り防止が期待できます。
耐久性が高いと劣化しづらく何度も補修しなくて済むため、経済的コストやエネルギーコストも削減できるのです。また、高い断熱性も経済的コストやエネルギーコストを削減します。
断熱性が高いと夏でも外の熱の影響を減らせますし、冬は室内の温度が外へ逃げません。そのため冷暖房のエネルギー効率が向上するからです。発泡ウレタンの断熱性の高さは、エネルギーコストの削減と家計へのメリットがあります。
一般的な発泡ウレタンを使用した雨漏り修理手順
発砲ウレタンを使った雨漏り修理の一般的な手順についてお話します。発泡ウレタンによる雨漏り補修の手順をおおまかでも知っておけば、どんな作業をして、なぜ行うのかも理解できます。何をやっているかまったくわからない状態は不安ですが、工程に違和感があれば質問もできて払拭できます。
- 最初は雨漏り箇所を特定
- 修理箇所の清掃。汚れやホコリや油脂分があると発泡ウレタンの密着性が低下するため
- 仕上材や下地など汚れてはいけない箇所をマスキングテープで養生
- 吹付け作業をして硬くなるまで待つ
- 硬くなったあと、発泡ウレタンが余った部分はナイフやカッターで削り取って形を整える。
- 養生の撤去と清掃
- 最終確認
これらはあくまで一例で実際は細かい作業も必要です。たとえば修理箇所の清掃も施工箇所にサビが付いているなら取り除きます。ただしサビを取り過ぎると穴が大きくなるため、技術者の経験が求められるのです。
発泡ウレタンの施工は専門知識がないとむずかしい
発泡ウレタンはスプレータイプも市販されています。雨漏り原因が穴ならそこに発泡ウレタンスプレーを使って埋めればいいだけと考えるかもしれません。しかし適切な使い方をしないと失敗するだけです。
たとえば発泡ウレタンや隙間を埋める材料のシーリング材(=コーキング材)を使って室内側から施工したとします。雨漏りは止まるかもしれませんが、水の流れが停滞するリスクがあるのです。
水が停滞し続ければ木材が腐ります。さらに雨水が入ってきて、間違った施工箇所で停滞すれば大きな劣化につながるのです。
雨漏り補修専門業者なら雨水が乾燥する状況も考えて施工するでしょう。専門知識や経験がないと被害を大きくするだけなのです。
発泡量にも、注意しなければなりません。発泡スプレーの場合、使用した直後から1.5倍〜2倍はふくれるためムダ部分を削る作業が大変です。また、大量に使用すると硬くなるまで時間がかかります。発泡ウレタンが硬くなるのは湿度40%以上、温度も20%程度が理想的です。その点も注意しないと施工ムラにつながります。
さらに注意したいのが可燃性のガスが使われている点です。固くなっても炎に触れたら燃えます。ただし火元がなくなると延焼せずに自然消化するのです。しかしあくまで硬くなったあとの話のため使用中は火気厳禁です。
雨漏りを放置すると起きるトラブル
「少々の雨漏り」と考えて放置すると、大切な住まいは劣化するだけです。住まいの劣化は住環境が低下するだけでなく、倒壊の危険性があります。カビによるシックハウス症候群は、大切な家族の健康を害するのです。以下が雨漏りによる代表的なトラブルです。
- 木材の腐食
- シロアリやカビやダニ
これらのトラブルについて詳しくお話します。
木材の腐食
雨漏りが住まいの中へ侵入すると水分や湿気で壁や柱の木材が腐ります。とくに天井や壁紙にシミができていると、すでに住まい内部に雨水が侵入している可能性があるのです。放置すると木材を腐らせる木材腐朽菌が繁殖します。木材腐朽菌が繁殖しやすい環境下は、栄養となる木材、温度、水、空気があることです。
菌の種類でも異なりますが、一般的に20度〜30度は繁殖に適しています。さらに含水率が高い木材を好むのです。木材腐朽菌は木材のセルロースやリグニンという成分を分解します。木材が腐食すると天井が抜け落ちたり家が傾いたりして、最終的に倒壊につながります。とくに小さな地震であっても倒壊の可能性が高くなるのです。
シロアリやカビやダニ
シロアリは湿気を多く含んだ木材が好物です。木材以外の断熱材や電線までかじられる場合もあります。シロアリ被害のサインは、床がふわつくような感じや建付けが急に悪くなることです。
また、壁紙や天井にシミがあるとその周辺にカビが発生している可能性があります。表面的にカビで黒くなっていなくても、壁紙をはがすと一面が真っ黒なケースも少なくありません。カビで本当に怖いのは美観ではなく健康被害です。シックハウス症候群になると、目がチカチカする、鼻水や咳の他、頭痛やめまいが発生します。
その他にも、鼻や喉の乾燥や痛みや、疲労感や眠気、皮膚の乾燥やかゆみなど多種多様な不快症状を引き起こすのです。
また、カビが発生するような湿度はダニも繁殖しやすい環境下にあります。ダニに刺された箇所はかゆくなりますし、フンや死骸もシックハウス症候群を引き起こすのです。
雨漏りを発泡ウレタンで補修するなら新創にお任せください
雨漏りを発泡ウレタンで補修する場合、専門知識や技術力がないと失敗します。スプレータイプによる吹付けなら簡単に感じられるかもしれません。実際は量の調整や下地を整えることなど手間がかかる作業です。新創は発泡ウレタンによる雨漏り補修ができる技術者がそろっています。
雨漏り診断のプロフェッショナルが外壁や屋根の他、屋根裏や雨樋まで徹底的に診断します。問題があればそのまま修繕可能です。もちろん発泡ウレタン以外の適切な雨漏り補修の提案ができます。
新創は雨漏り補修専門店として多くの実績を誇るから自信を持って提案できるのです。Googleの口コミ数、Yahooの口コミ数も新潟市でナンバーワンです。
雨漏りが家財にかかれば使い物になりません。倒壊寸前の状態で修繕すれば大きな修繕費がかかり家計への大打撃です。そうなる前に新創にご相談ください。ホームページの問い合わせフォームやメールの他、電話や店舗でも雨漏りのお悩みをお伺いしております。