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コンクリートの雨漏り対策!劣化の原因とプロが行う補修ガイド

2025.02.15 (Sat) 更新

コンクリートの雨漏り対策!劣化の原因とプロが行う補修ガイド

雨漏りなら屋根工事・雨樋工事の匠、

新潟市の屋根業者!新創へ!

コラム担当のコバヤシです!

コンクリートの建物で雨漏りが発生したら、早めに対処しなければなりません。建物の寿命だけでなく、住んでいる方の生活環境や安全性を損なうからです。

雨水が住まいの内部まで侵入するとさまざまな問題を引き起こします。代表的なのは湿気によるカビです。美観の問題だけでは終わらずシックハウス症候群のような健康被害をもたらします。

また、建物に使われている木材の腐食を引き起こすのも問題です。とくに建物全体を支えている柱や梁が腐ると、安定感が一気に失われます。湿気や腐った木材を好むシロアリやゴキブリのような害虫も増えてしまうのです。

まともに住める環境ではなくなりますし、地震による倒壊の危険性に怯えながら暮らすことになります。マンションやアパートのオーナーなら、空室に悩まされることになるでしょう。雨漏り症状が出ているのは、建物の防水機能が働いていないほどの問題が発生している証明ともいえます。

症状が重くなれば、修繕費も高くなるのです。今回のお役立ちコラムでは、コンクリートの雨漏り問題についてお話します。

コンクリートが劣化すると起こる症状

コンクリートが劣化すると起こる症状

雨水でコンクリートが劣化すると雨漏りをはじめ、さまざまな問題を引き起こします。下記に症状と補修のポイントをまとめました。一例ですが、発見したら早急に雨漏り補修専門業者に相談してください。住まいの劣化が進んでいると考えられるからです。

塗装の浮き・剥離・水泡

  • 塗膜が外壁からはがれている
  • 水泡では外壁表面に水ぶくれのような現象が起きる
  • 浮いている部分に触れると塗装がはがれる

シーリング材の劣化

  • シーリング材のひびや割れ
  • シーリング材は目地や継ぎ目のような部材間の隙間を埋めるために使用
  • 外壁だけではなく屋根の補修にも使用
  • 寿命は一般的に5年~10年と考えられている
  • シーリング材はコーキング材という名称でも知られているが隙間を埋める用途は同じ
  • シーリング材は材料のことでシーリングは作業を指す

亀裂・大きなヒビ

  • 表面に亀裂やヒビが発生
  • 幅が0.3ミリ以上は危険水域
  • とくに幅0.5ミリ以上のひび割れは危険
  • 内部からサビの混ざった水が流れてくる

コンクリートの爆裂

  • コンクリート内部の鉄筋が内側から押し出される
  • 内部で爆裂が発生すると、内部からサビが混ざった水が流れてくる

雨漏り

  • 外壁や屋根のヒビや割れから雨水が侵入する
  • 壁紙がはがれる
  • 壁の中から水が落ちる音が聞こえる
  • 壁紙に黒カビが発生しカビの臭いがする
  • 外壁の雨染み
  • 窓サッシから雨水が侵入して室内側の窓周辺が濡れる
  • 天井や内壁が濡れている
  • ひどいと床に水たまりができる

これらはコンクリートが劣化することで発生するトラブルです。カビは美観だけでなくシックハウス症候群のような健康被害をもたらします。目への刺激や鼻水や涙が止まらず、咳や頭痛やめまいなどが、シックハウス症候群の代表的な症状です。

また、シーリング材とは部材間の隙間を埋める材料です。寿命が約5年〜10年で、定期メンテナンスをしないとヒビや割れが発生して雨水の侵入口になります。

コンクリートの爆裂は重度の劣化です。爆弾のように爆発するのではなく、内部の鉄筋がコンクリートを押し出す現象です。コンクリートは乾燥で収縮するのですが、縦と横に力がかかることで表面にヒビが入ります。そのヒビから水や空気が侵入するのです。

内部の鉄筋は水分と酸素の影響を受けてサビます。サビついた鉄筋は、体積が2倍以上に膨張するため鉄筋周辺のコンクリートが押し出されて爆裂が発生します。コンクリートの爆裂は、外壁がかなり劣化していることを示しているのです。

コンクリートの補修方法

コンクリートの補修方法

コンクリートの外壁や陸屋根の屋上が劣化しているなら早めの対処が必要です。劣化が進行する前に対処すれば、被害も修繕費も低く抑えられます。下記は外壁や屋根の補修専門業者が実施する一般的な補修方法です。

シーリング材の補修

  • シーリングにヒビやはがれのような劣化があると除去して新しく充填する(※充填とは隙間を埋める、詰めること)

ヒビの補修

  • セメントチョークで充填
  • スプレー式のセメント材を吹き付ける
  • 変成シリコンタイプのシーリング材で充填(※シリコンとはケイ素のこと。天然のものと人工のものがある。建築用シーリング材で広く使われています)
  • エポキシ樹脂モルタルで充填(※エポキシ樹脂は加熱で硬くなる樹脂の一種で塗料や接着剤で広く使われています)
  • ポリウレタン樹脂で補修

爆裂の補修

  1. 斫り(はつりという。コンクリートのもろくなった部分を削る作業)
  2. 鉄筋のサビを削り落とす
  3. 樹脂モルタルやポリマーセメントモルタルなどを使い爆裂で壊れた部分を埋め戻して成形
  4. 樹脂モルタルやポリマーセメントモルタルの硬化・乾燥で完了

防水層の補修(陸屋根・ベランダ・マンションの屋上など)

  • FRP防水:繊維強化プラスチック(FiberReinforcedPlastics)のこと。

ガラス繊維を混ぜたプラスチック樹脂で軽く、高い強度や防水性を誇る。お風呂の浴槽や宇宙ロケットにも採用されている

工期も短い

費用は高い

木造で広い面積(10平方メートル以上)の施工はむずかしい(防水層が硬く柔軟性がないためヒビが入りやすい)

  • ウレタン防水:液体状のウレタン樹脂により防水層を作る

面積・形状・材質へ柔軟に対応できる

費用も安く抑えられる

手作業のため職人の技術力に品質が左右される

工期は長め

  • シート防水:塩化ビニールや合成ゴムのシートを貼る防水工事

塩化ビニールはプラスチックの一種。耐久性と防水性はゴムシートより高い

ゴムシートは柔軟性がある。耐震性もあり価格もリーズナブル

専用接着剤で貼り付ける密着工法と専用の機械で下地に固定する機械固定工法がある

下地を選ばない

工事品質にあまり差が出ない

凹凸の発生がない

下地が凸凹だと施工できない

約15年ごとに全面交換が必要

技術者や業者の技術力で品質が左右される

ポリマーセメント=高分子特殊セメント

  • ポリマーとは分子量の大きい分子
  • 規則的な繰り返しの構造単位でできていることが特徴
  • 重合体とも呼ばれる
  • 樹脂は元々天然の樹液を固めたもの
  • 人工樹脂は人工的に作られた合成樹脂
  • プラスチックの原料
  • 粉状のセメント系素材とエマルション樹脂で作る
  • エマルションとは日本語だと乳化。合成樹脂の粒子が水中に分散している
  • 水を吸い込みにくいため外壁に適している

これらが一般的にコンクリートの補修方法で採用されています。その中でもポリマーセメントは、比較的新しく登場した補修材です。ピックアップしてその特徴をお話します。

高分子特殊セメントが外壁のダメージを補修

ポリマーセメント=高分子特殊セメントは高耐久性と寿命を持った補修材です。耐久性と長寿命の他、外壁の補修方法の中では比較的リーズナブルな価格で実施できます。

ポリマーセメントは高い耐久性と寿命を持っているため、補修後も安定的に外壁を守れるのが強みです。「耐水性・耐アルカリ性・耐塩害性」もあるため、海の近くに建っている住まいにも適しています。

また、補修箇所の密着度の高さもメリットです。新潟では冬になると大雪が降り、厳しい環境下になるエリアがあります。海に近いと塩害も考えなければなりません。補修してもダメージによりすぐにはがれてトラブルが再発するリスクがあります。

その点、ポリマーセメントは強い密着力があるため、外部からダメージを受けても補修箇所が簡単にはがれないのです。

ポリマーセメントは電子結合を利用しているためはがれません。

磁石をイメージすればわかりやすいのですが、N極とS極を近づけると引き付け合います。ポリマーはアクリルカチオン系で、カチオンはプラスの電子です。一方の外壁はマイナスの電子です。

プラスとマイナスが引き合う磁石と同じ仕組みが働くことで、強い結合力が生まれます。その力をポリマーセメントは使っているため簡単にはがれないのです。

コンクリートの雨漏りを予防するには?

コンクリートの雨漏りを予防するには?

強いイメージのあるコンクリートも、長期間、風雨や紫外線のダメージを受ければ劣化します。最初はヘアクラックと呼ばれる幅3ミリ以下のヒビかもしれません。しかし時間が経過すると幅が広がり、コンクリートの広い範囲でヒビや亀裂が目立つようになります。

雨が降った際、ヒビや亀裂から雨水が侵入し、内部の鉄筋に付着するとサビつくのです。サビついた鉄筋は体積が増えて内部からコンクリートを圧迫します。結果、コンクリートの爆裂現象が発生するのです。もちろんそこから雨水が入れば雨漏りにつながります。

他にもシーリングの劣化、屋根の防水層の劣化などさまざまな要因で雨漏りは生じるのです。ただ、劣化の場合、最初はヘアクラックのような小さなダメージからはじまっています。

小さなヒビやシーリングの劣化は定期メンテナンスをすることで早めに気づけるのです。早めに気づけば、被害も小さいため、小規模な修繕で済みます。放置すればするほど症状は大きくなるため修繕する際には費用が高くなるのです。そのため、雨漏り補修専門業者の定期メンテナンスが有効なのです。

新潟市の地域密着新創はコンクリートの外壁や陸屋根の補修ができます

新潟市の地域密着新創はコンクリートの外壁や陸屋根の補修ができます

新潟市の地域密着新創では、コンクリートの外壁や陸屋根・ベランダ補修のお悩みを解決できます。ひどいヒビや割れの他、雨漏りまで発生するとDIYでは対応しきれません。爆裂のような現象があれば修復は雨漏り補修専門業者しか対応できないのです。

新創ではさまざまな補修でみなさまのお悩みに対応します。爆裂や雨漏り補修はもちろん、ポリマーセメントを使った補修も得意です。コンクリートの外壁や屋根・ベランダのお悩みに関するご相談はホームページの問い合わせフォームでお伝えください。電話やメール、その他イオン新潟東店内3階塗装専門ショールームでも承っております。

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