雨漏り修理の後にまたすぐ雨漏り?施工不良の原因と解決策
2025.02.21 (Fri) 更新
雨漏りなら屋根工事・雨樋工事の匠、
新潟市の屋根業者!新創へ!
コラム担当のコバヤシです!
雨漏りの修理後、すぐに再発することがあります。いわゆる施工不良の問題です。
「雨漏り修理業者に修理をしてもらったのだから大丈夫」と安心するのも当然でしょう。しかし3日後に雨が降って雨漏りが再発すれば怒りが湧くものです。
施工不良が起こる原因は複数あります。不適切な材料の使用や施工技術不足の他、新築の設計ミスや環境要因も考えなければなりません。雨漏り修理業者が悪意なくやった結果だとしても、原因がわからないと根本的な解決にならないでしょう。
大切な住まいを守り、適切な雨漏り専門修理業者を選ぶ上でも、施工不良の理由を知ることは大切です。
今回のお役立ちコラムでは、雨漏り修理の施工不良による再発についてお話します。
目次
雨漏りの施工不良が起きる根本原因
雨漏りで施工不良が起きる場合、悪質業者が悪意を持ってやっただけとは限りません。以下が、修理後の雨漏り再発でよくある原因例です。
- 材料に関するミス
- 施工技術が低い
- 手抜き施工
- 設計ミス
- 設計変更の不備
- 気象や環境の条件
- 定期メンテナンスの不足
- コミュニケーション不足
これらの施工不良になる原因を詳しくお話していきます。
材料に関わるミス
雨漏りの原因に、材料の品質が影響している場合があります。材料が低品質だと雨漏りだけではなく、住まい全体の寿命に関わります。住環境も悪くなり修繕費用がふくらむ可能性もあるのです。
低品質材料の問題点は機能が低いことです。十分な耐久性や防水性が備わっていないため、施工しても短期間で劣化します。たとえばシーリング材(またはコーキング材)という部材間の隙間を埋める材料があります。
防水紙という屋根や外壁に設置し、雨の侵入を防ぐ部材にも注意が必要です。シーリングや防水紙は、紫外線や雨風の影響で劣化します。とくに安価なものは機能性が低く劣化しやすいのです。
また、屋根材専用の防水紙を外壁材に使う、逆に外壁専用なのに屋根に使うのも問題です。素材との相性も考えて作られているものもあるため、間違えると機能しません。そのため雨漏りが短期間で再発するのです。
施工技術が低い
雨漏り修理には専門知識と技術力が必要です。雨漏りは原因を正確に特定したうえでの適切な対処が求められます。たとえば防水紙も適切に配置しないと機能しません。それどころか防水シートを使用していない事例もあります。
スレート屋根のてっぺんには棟板金という金属製の部材があります。屋根と屋根の接合部分に設置し、隙間から雨水が侵入するのを防ぐ役割です。屋根の耐久性に関わりますが、浮いていると機能せず、強風で飛んで人にぶつかると危険です。
シーリング材を十分使っていないために起こる雨漏りもあります。窓枠や外壁のつなぎ目である目地は、シーリングで隙間を埋めないと雨水が侵入します。量の不足や均一に施工していないと隙間やヒビから住まいの中へ雨水が侵入するのです。
雨樋を適切に設置しないと傾斜が不足して雨水を集める集水器という部材に流れなくなります。雨樋のつなぎ目も接着が不十分で外れることもあるでしょう。施工技術が低いと間違った施工をしても気づけず雨漏りにつながるのです。
手抜き施工
手抜き施工で必要な工程や手順を省略すると、品質が下がるため施工不良になります。工期が遅れていて急ぐために細かな部分を省略するケースです。
表で明らかに施工不良があるとすぐにばれますが、見えない部分での手抜きは簡単にわかりません。細かな手抜き施工が多ければ、大きな問題となって表面化します。
それが施工不良による雨漏りといえるでしょう。経験が浅い技術者や業者は専門知識や技術が不足しているため雨漏りの再発を起こしやすいのです。
設計ミスがあれば雨漏りは再発する
新築で雨漏りが発生し、修繕しても再発するなら設計ミスの可能性があります。住まいには雨漏り予防も考えた設計が反映されています。しかし設計段階でミスがあれば機能しません。
たとえば屋根の傾斜に問題があれば、雨水はスムーズに流れないでしょう。排水経路に問題があれば、雨水は溜まりやすくなります。
また、新築施工中に急な設計変更があると設計ミスが起きやすいです。材料や施工方法の変更があっても、施工する職人や業者に共有されていないと起きます。
施工環境を無視した
防水工事で使われる材料の中には、天候や温度に影響を受けるものがあります。そのため雨が降っていたり寒い日に施工をしたりすると、後で施工不良が出るケースがあるのです。
たとえば陸屋根やベランダでの防水施工です。ウレタン防水の場合、ウレタン防水塗料を塗ってトップコートという保護塗料を塗ります。ウレタン防水塗料が防水層を作って、陸屋根やベランダを紫外線や風雨による劣化から守るのです。
ただし、ウレタン防水塗料は暑くて乾燥しやすい環境下で硬化します。次の工程に移るには約12時間〜24時間です。しかし雨が降って湿度が高い状態だと、完全硬化まで時間がかかります。硬化する前に次の工程を行うと硬化不良が起きるのです。
ウレタン防水塗料が硬い塗膜を形成する前だと防水機能は生まれません。表面に汚れやホコリが付着し、床の隙間や割れから雨水が染み込み雨漏りが発生するのです。
メンテナンス不足
定期メンテナンスをしないと、再発リスクが高くなります。小さなヒビや割れだと雨漏りは発生しないかもしれません。しかし風雨や紫外線の影響でダメージが蓄積されると、小さな問題が大きな問題に発展するのです。
定期メンテナンスをしていれば、初期の劣化や問題を見逃すことはないでしょう。たとえば外壁のシーリングの寿命は一般的に5年〜10年、屋根は5年程度です。
10年経過すればシーリングの劣化が進み、雨漏りに発展します。新しいシーリングにしても劣化するため、日常的なメンテナンスが欠かせないのです。
雨漏りが再発したら慎重な業者選びを
雨漏りが再発する大きな原因は施工不良です。施工不良なら、適切な対策をしないと雨漏りが再発します。以下が雨漏りを再発しないための対策です。
信頼できる業者を選ぶ
信頼できる業者を選ぶために重視したいのが実績です。価格が安くても、実績がないなら簡単に飛びついてはいけません。屋根や雨漏りに対しての施工実績が豊富なら、信頼できる業者といえます。
また、地域密着というのもポイントです。地域密着の場合、下手なことをして変な噂が立てばすぐに話は広がります。昔からある地域密着店はある意味、信頼されているからこそ経営を続けられていると言えるでしょう。
信頼できる業者選びでは、実際に施工された方の感想を聞くのもおすすめです。インターネットには実際に施工をした方の口コミ情報もあります。
あくまで施工された方の感想ですが、対応や費用や施工品質などの細かな点もわかるのです。信頼できる業者には信頼されるだけの理由があります。
施工前に原因箇所を調査するための方法がある
雨漏り箇所を確実に特定するには、精度の高い調査が必要です。科学的根拠に基づき、専門的な機器と経験を活用して原因箇所を特定します。以下が調査方法の一例です。
目視調査 |
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散水調査 |
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発光液調査 |
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赤外線サーモグラフィー調査 |
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ドローン調査 |
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これらの調査ができる施工業者に任せたほうがいいでしょう。また、調査後に雨漏り調査の結果を診断報告書として提出できる会社なら信頼できます。
書類という証拠を提出できるからです。専門知識や技術力の他、経験と自信がないと証拠になる報告書は出せません。
雨漏り再発は雨漏りのプロフェッショナル新創が修繕も行います
新創は地域密着だからこそ無責任な施工はしません。雨漏りを修繕してすぐに再発した場合、施工不良の可能性が高いです。失敗しないためには雨漏り補修専門業者に調査と修繕を依頼するのが確実です。
悪質業者による雨漏り修理でのトラブルは国民生活センターや消費者庁にも相談事例があります。
経験のある職人が目視だけで雨漏りの原因箇所を特定することはよくあります。併せて科学的な根拠に基づいた専門知識や技術、その他道具も使えば雨漏り箇所が複数でも問題ありません。修繕は重要ですが、精度の高い調査も雨漏り再発対策には重要なのです。
新創はプロフェッショナルによる無料雨漏り診断ができます。調査後には診断結果を報告書で提出し、修繕まで対応できるのが強みです。
雨漏りのご相談はホームページのお問い合わせフォームやメールの他、電話でも承っています。店舗やイオン新潟東店3階のショールームでも対応させていただいておりますので、お気軽にご相談ください。