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【サビの進行度合い別】錆びたトタン屋根の最適な修理方法

2025.02.23 (Sun) 更新

【サビの進行度合い別】錆びたトタン屋根の最適な修理方法

雨漏りなら屋根工事・雨樋工事の匠、

新潟市の屋根業者!新創

コラム担当のコバヤシです!

今回は、錆びたトタン屋根の修理方法についてお話しします。

トタン屋根にサビや、サビによる穴が見つかった場合、サビの程度によって補修や修理の方法が異なります。

ごくわずかなサビの場合は、シーリングで補修することもありますが、あくまで塗装や張り替えまでの応急処置と考えたほうがよいでしょう。

現在は、トタンより耐久性が増したガルバリウム鋼板やSGL鋼板への葺き替え工事が主流です。

このコラムでは、

  1. トタン屋根の概要
  2. サビが発生する原因
  3. メンテナンス方法
  4. 修理情報
  5. 修理の費用相場

についてお話しします。

ご自宅の錆びたトタン屋根に最適な修理方法が分からずお悩みの方は、安心して任せられる専門業者に相談しましょう!

トタン屋根とは?耐用年数とメリット・デメリット

トタン屋根とは?耐用年数とメリット・デメリット

まずはトタン屋根の概要と耐用年数、メリットとデメリットについて以下の順にお話しします。

  1. トタン屋根とは亜鉛メッキ鋼板のこと
  2. 耐用年数
  3. メリット
  4. デメリット

トタン屋根とは亜鉛メッキ鋼板のこと

トタン屋根とは、亜鉛メッキ鋼板の金属屋根のことをいいます。亜鉛メッキがサビ防止になり、比較的コストが安く耐食性に優れているという特徴があります。

代表的なのは独特の波打った形状も持つ、波板トタン屋根です。ほかにも縦方向に桟(瓦棒)がある瓦棒葺きトタン屋根などの種類があります。

トタンは日本では大正時代から使用が始まり、高度経済成長期に需要が拡大した屋根材です。現在はトタンの他にも安価で性能の高いガルバリウム鋼板やSGL(亜鉛、アルミ、マグネシウム)が登場しているので、新築でトタン屋根を使うことはあまりありません。

トタン屋根の耐用年数

トタンの耐用年数は約10〜20年といわれており、決して長くはありません。

メンテナンス時期においては、5〜10年ともいわれています。屋根の寿命を延ばすには、サビが発生する前の早めのメンテナンスがおすすめです。

トタン屋根のメリット

以下、トタン屋根のメリットとそれによる効果を一覧にまとめました。

メリット

効果

軽量で建物への負担が少ない

柱への負担が減り、耐震性が増すので地震などの揺れに強い

安価で施工が簡単

材料が安く簡単に手に入りやすい

角度がゆるい屋根にも使える

雨が溜まりにくい形状なので屋根の勾配を緩くできる

軽量なので雪が積もっても建物への重圧が少ないことから、トタン屋根は雪国で多く使用されてきました。現在ではトタンよりもサビに強いガルバリウム鋼板を使うのが一般的です。

トタン屋根のデメリット

続いて、トタン屋根のデメリットとそれによる影響を一覧にまとめています。

デメリット

影響

サビに弱い

メンテナンス費がかかりコストパフォーマンスが悪い

台風や突風に弱い

経年劣化していると、強風で飛ばされやすい

勾配がゆるい

水はけが悪く雨漏りしやすい

熱伝導率が高い

熱を伝えやすく冷めにくいので夏は暑い

遮音性が低い

雨音や車の音がうるさく感じる

 

熱伝導率が高いことへの対策として、塗装に遮熱塗料を使ったり、遮熱機能を持つ防水紙を使ったりすることもあります。

また遮音性能を持つシートを屋根の下に敷くことで、騒音や雨音の軽減も可能です。

トタン屋根にサビが発生する原因

トタン屋根にサビが発生するおもな原因は、以下の3つです。

  • 紫外線や雨などの影響で塗膜が劣化
  • 屋根に物がぶつかった衝撃で鋼板がむき出しになる
  • 勾配が緩いので屋根の上に雨が残る

塗膜の劣化や物との衝突で鋼板がむき出しになると、紫外線や雨によって鉄が酸化しサビになります。サビは進行すると、範囲が拡大したり穴が開いたりするので早めのメンテナンスが必要です。

【トタン屋根のサビを防ぐ】メンテナンス方法

【トタン屋根のサビを防ぐ】メンテナンス方法

トタン屋根はサビがなくても、5〜10年でメンテナンスしましょう。

サビが発生する前のメンテナンス方法は、基本的に以下の4工程です。

  1. ケレン
  2. 高圧洗浄
  3. 下塗り
  4. 中塗り・上塗り

それぞれ、くわしく見ていきましょう。

1)ケレン

ケレンとは、ひとことで言うと塗装の下準備をさします。

塗装面のサビや古い塗膜を工具で落とし、上から塗る塗料の密着性を高める重要な役割があります。

一般的にはトタン屋根などの金属部分のサビ落とし作業を指すことが多いことばです。

見積書には「下地処理」「素地調整」「表面処理」のほか「筋ごしらえ」「ケレン掛け」と記載されている場合があります。

2)高圧洗浄

屋根の高圧洗浄とは、塗り直しをする前に、水圧で古い塗膜やコケ、藻などの汚れを取り除く作業です。

ケレンと同様、塗膜の耐久年数に直接影響する重要な工程だといえます。

屋根の汚れをそのままにして塗料を塗ると、約半年から1年ほどではげてしまうこともあります。

3)下塗り

トタン屋根の下塗りでは、サビの発生を防ぐため、サビ止め効果のある下塗り材を塗ります。

サビ止め塗料は、金属の腐食を防ぎサビを止める機能を持つ塗料です。

下地に錆止め塗料を塗ると、上塗り塗料の持ちがよくなるメリットもあります。

4)中塗り・上塗り(もしくは上塗りのみ)

中塗りの役割は、上塗り塗料の定着効果を高めることです。

傷やひびなど、表面の凹凸を滑らかにする補強効果もあります。

上塗り塗料は、中塗りでできたムラや気泡を隠し、雨風や紫外線から屋根を保護する最も重要な役割があります。ウレタンやシリコン、フッ素などの樹脂系塗料が代表的です。

【屋根のサビ進行度合い別】修理方法

【屋根のサビ進行度合い別】修理方法

トタン屋根にサビを発見したら、度合いにかかわらずすぐに修理しましょう。小さなサビでも、放置するとどんどん拡大してしまいます。

ここからは、サビの進行度合い別に修理方法をお話しします。

小さなサビがある場合

数ミリ程度の小さなサビを見つけた場合、サビの除去をしたうえでサビ止めを塗布し、早めの塗り直しがおすすめです。ですが屋根塗装の予定日までにサビを発見した場合など、すぐに塗り直しができないこともあるでしょう。

その場合には応急処理として、サビを除去したうえでシーリングで補修します。

一見、表面的に見えるサビでも裏側まで進行している場合も多々あります。

サビがそのまま進行すれば、穴が開いてしまう可能性もあるので、いずれにせよ早めに塗り直しをおこないましょう。

塗り直しの場合にも、サビは必ず除去するのがポイントです。サビの上から塗装すると、そのままサビが拡大するおそれがあるからです。

部分的にサビがある場合

サビや穴が部分的な場合は、該当箇所の屋根材だけ張り替えることもあります。

しかしトタンの寿命自体は10〜20年と短いため、すでに築年数20年を経過している場合は部分的な張り替えはおすすめしません。
屋根カバー工法か葺き替えで、ガルバリウムなど最新の屋根材にするのがよいでしょう。

屋根の葺き替え工事とは、今あるトタンをすべて撤去してまったく新しい屋根材に替える工事です。同時に下に敷いている防水シートや野地板も傷みに応じて交換します。

屋根カバー工法は、別名重ね葺き工事ともいいます。
今のトタンの上から新しい屋根材をカバーするように被せる方法です。

トタンの傷み状況がひどすぎると下地として使えないケースもあるため、専門の工事業者による事前の調査が必要です。

重度のサビがある場合

サビが進行し塗装が難しい場合や、ケレンしても穴が開いてしまうような重度のサビがある場合は、葺き替え工事をします。穴が開くおそれがあると、塗装ができないからです。

また重度のサビがある場合はトタンの傷みがひどいので下地として使えないため、カバー工法もできません。

屋根の葺き替え工事で既存のトタンを剥がし、新しい屋根材に葺き替えます。

葺き替える屋根材は、トタンよりもサビに強く性能が高いガルバリウム鋼板やSGL鋼板などがおすすめです。

SGL鋼板は、ガルバリウム鋼板よりさらに錆びにくく腐食しにくい今注目の屋根材です。

トタン屋根の補修・修理の費用相場

これまでお話ししたトタン屋根の補修や修理方法ごとの費用相場についても、以下のとおりまとめました。あくまでも目安としてご参照ください。

業者の見積もりをとる場合には、複数の業者から相見積をとることをおすすめします。

※足場が必要な場合は、別途10〜20万円程度加算されます。

修理方法

費用相場

シーリングの打ち替え

1,000〜1,200円 (メートルあたり)

トタンの一部張り替え・葺き替え工事

5,000〜5万円(平方メートルあたり)

屋根カバー工法

(ガルバリウム鋼板)

200〜250万円(1棟あたり)

また以下は、トタン屋根全体を塗装する場合の費用相場です。40坪の戸建てを一例としてあげています。

塗料の種類

費用相場

ウレタン系塗料

36〜40万円

シリコン系塗料

36〜44万円

フッ素系塗料

65〜89万円

新創が解決!錆びたトタン屋根、安心の修理方法をご提案

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トタン屋根の補修と修理は、サビの進行度合いに応じて異なるアプローチが必要です。わずかなサビであれば、シーリングによる補修や塗り直しで対応可能ですが、サビが進行している場合は、部分的な張り替えや完全な葺き替えが適切な選択となります。特に重度のサビが見られる場合は、既存のトタンを撤去し、耐久性と耐錆性に優れたガルバリウム鋼板やSGL鋼板への葺き替えをお勧めします。これにより、長期にわたる安全と快適さが確保されます。

お持ちのトタン屋根の状態に応じた最適な修理方法をご提案するため、新創はお客様一人ひとりの状況に合わせた個別のアドバイスを行っています。ご自宅のトタン屋根に関するお悩みがある場合は、お気軽に新創の問い合わせフォーム、メール、またはお電話でご相談ください。また、より具体的な情報を求める場合や直接相談をご希望の方は、新創のショールームにぜひお越しください。専門のスタッフが丁寧に対応し、皆様の屋根問題を解決へと導きます。

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