天井から雨漏りする原因は屋根だけではない!場所別で雨漏りの原因を解説!
2025.03.09 (Sun) 更新
「天井から雨漏りするってことは屋根に問題があるってこと?」
「1階の天井のクロスにシミができて広がっている気がする…2階で水漏れなんておきていないのに」
「天井から雨漏り」と聞くと、瞬時に屋根が原因として浮かぶかもしれません。ですが、天井からの雨漏りは屋根だけが原因とは限りません。
なぜなら、天井からの雨漏りは屋根以外の場所も原因になり得るからです。
天井からの雨漏りの原因箇所は、大きく分けると3つあります。
- 屋根
- 外壁
- ベランダ
また、天井からの雨漏りは、屋根に近い2階の天井だけでおこるものではありません。原因箇所となるベランダが1階の部屋に面している場合、ベランダからが原因となり天井から雨漏りすることもあるのです。
雨漏りした天井の場所によって、可能性が高いとされる原因が変わってくることを覚えておきましょう。
天井から雨漏りする原因はおもに4つのことが考えられます。
- 屋根の破損
- シーリングの不具合や劣化
- 排水機能の問題
- 構造に問題・施工不良
そもそも、天井からの雨漏りは、水滴が落ちてきて家の中が濡れてしまうという被害だけではありません。最悪の場合、天井が落ちてしまうこともあるのです。
- 天井のクロスに浮きや亀裂がある
- 天井にシミやカビが目立っている
- 天井にふくらんでいるところがある
- 天井がはがれてきている
天井の様子がおかしいと感じたら、業者に連絡して雨漏り診断や現場調査をしてもらいましょう。天井に限らず、雨漏りは早期発見が肝心です。発見が遅れるほど修理にかかる費用も高くなってしまいますよ。
このブログでは、天井からの雨漏りの原因、場所別の原因とチェックポイントを雨漏り専門店『新創』が解説していきます!
目次
天井から雨漏りする原因は4つ!
天井から雨漏りする原因はおもに4つ挙げられます。
- 屋根の破損
- シーリングの不具合や劣化
- 排水機能の問題
- 構造に問題・施工不良
屋根の破損
天井からの雨漏りの原因として1番に挙げられるのが屋根の破損です。大型台風などの強風によって屋根材が破損、はがれなどをおこすことで、下地の防水シートまで傷ついてしまいます。瓦やねの場合は、瓦がズレた隙間から雨水が侵入することもあります。
屋根に塗装をしている場合は、塗装の劣化やはがれによって機能を失い、屋根材自体が劣化して浸水を許してしまうこともあるのです。常に雨風にさらされている屋根だからこそ、破損をすると住まいに大きな影響を与えます。
コーキングの不具合や劣化
コーキングは、別の素材の建材のつなぎ目にできた隙間を埋めて雨水の侵入を防ぐ役割があります。隙間を埋めるためのものなので、屋根に限らず外壁や窓まわりなどあらゆるところにほどこされています。
コーキングの寿命は一般的に5~10年ほどです。種類によっては長寿命のものもあります。ですが、コーキングの劣化は経年劣化だけでなく、近年の激しい気象環境によって劣化の進行や不具合がおこることも考えられます。寿命年数に関係なく、コーキングにひび割れが出ていたり痩せていたりすれば、劣化のサインだと考えましょう。
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排水機能の問題
排水機能をになっている箇所に問題が発生していた場合、天井から雨漏りの原因につながります。屋根から流れてきた雨水を排水するからこそ、雨漏りすることなく安心して過ごせているのです。
排水機能は普段意識しないかもしれませんが、排水溝や雨樋など住まいを見渡せばあらゆるところに設置されています。こういった排水機能が正常に働いていない場合、大雨で容量オーバーしてしまい、雨水が内部に侵入してしまうのです。
構造に問題・施工不良
住まいの設計が適切でない場合も天井からの雨漏りがおこります。大切な住まいを日々サポートしている雨漏り専門店『新創』にとって、構造に問題がある住まいが存在しているなんて考えたくはないですが…。「もしかして?」という可能性の1つとして覚えておいてください。とくに新築で天井から雨漏りがおきた場合は、施工不良か構造自体に問題があることも考えられます。
【場所別】天井からの雨漏りの原因箇所チェックポイント!
1階、2階からでも天井から雨漏りする場合の原因として考えられる箇所は3つあります。
- 屋根
- 外壁
- ベランダ
天井からの雨漏りを未然に防ぎたいという場合にも、この3箇所をおさえておけば原因の早期発見ができます。
天井からの雨漏り原因箇所チェックポイント①屋根
屋根に問題が発生することによって、天井からの雨漏りの原因につながります。屋根でおきた雨漏りが天井まで到達することで、雨漏りが表面化するということもあるのです。
屋根材におこる4つの問題が雨漏りの原因をつくります。
- 欠け
- ひび割れ
- ズレ
- サビ
金属製の屋根材であれば、サビの心配も出てきます。とくに新潟市は塩害も深刻な地域なので、屋根材のサビには注意しておきたいですね。
また、屋根材の要ともなっている棟部分や棟板金に問題がある場合にも雨漏りにつながります。これは瓦屋根であるならばとくに注意しておく必要があります。
- 棟瓦のズレ
- 棟板金の浮き
- 突風で飛散した棟板金部分
- 棟板金のつなぎ目にできた隙間
天窓がある住まいであれば、シーリングの劣化も天井からの雨漏りの原因になります。天窓の窓ガラスにひび割れがないかもチェックしてみましょう。
屋根はのぼって様子を見るのが難しい場所です。高所からの転倒や転落のキケンが大きいため、異変を感じたときは業者に確認してもらいましょう。
天井からの雨漏り原因箇所チェックポイント②外壁
「外壁は横に位置していて天井は上にあるもの。場所としては関係ないのでは?」
外壁は一見天井と接点がないように思えますが、実は外壁が原因で天井から雨漏りすることもあるのです。
外壁から入った雨水が構造部分を通って天井まで到達することがあります。2階付近の外壁から雨漏りした場合、そのまま下につたっていくと1階の天井に到達してもおかしくないですよね。
このように、接点がないように思える外壁も天井からの雨漏りに関係しているのです。
- 外壁のひび割れ
- 外壁材の浮き
- 外壁材のはがれ
- 外壁のコーキングの劣化
- 外壁と窓のつなぎ目の隙間
外壁に気になる破損がある場合には、自分でなんとかしようとする前に業者に調査してもらいましょう。1mm以上のひび割れやコーキングの劣化が見られる場合には、外壁からすでに雨水が入り込んでいる可能性もあります。
天井からの雨漏り原因箇所チェックポイント③ベランダ
ベランダも天井からの雨漏りに関係している場所です。屋根と同様に常に外部環境に影響を受けているベランダは、雨漏り原因になるポイントが多くあります。
- 床の防水層のはがれや亀裂
- 排水溝の詰まり
- 排水溝まわりの隙間
- 手すり付近の建材のズレやサビ
- コーキングの劣化
ベランダの排水溝は「ドレン」とも呼ばれています。飛来した落ち葉やゴミなどが排水溝にたまってしまうと、雨の排水がスムーズにおこなわれません。床の防水層の機能が低下すると、吹き込んだ雨が隙間から侵入して雨漏りの原因をつくります。
もし1階上部にベランダがある場合は、ベランダからつたってきた雨水が天井に染み出てくることも考えられます。
どの階の天井から雨漏りするかによって原因も異なる
「天井から雨漏りをした」と聞くと、常に雨風にさらされている屋根が浮かぶかもしれません。ですが、天井があるのは屋根に近い場所だけではありません。
天井から雨漏りといっても、1階の天井と2階の天井では考えられる原因が変わってきます。2階建ての住まいの場合、2階から雨漏りがおこると原因として屋根が疑われますが、1階の天井が雨漏りした場合は屋根が原因であるとは結びつきにくいですよね。
また、屋根には「母屋」と「下屋」があります。一般的に屋根と呼ばれている代表的なものが母屋で、下屋は母屋の下に取り付けられている屋根です。よって、下屋は1階部分に近い場所にある屋根なのです。
一般的には「庇(ひさし)」と呼ぶことの方が多いかもしれませんね。ですが、厳密にいえば、庇と下屋は異なるもので、 下屋は雨風を防ぐだけではなく建築面積を調整するために設けられる場合があるものです。一方、庇は雨風をしのいで適度な日光と熱をとりいれられ、後から取り付けることも可能です。
2階の天井から雨漏りする場合は、一番大きな屋根である母屋が原因である可能性が高いといえます。
ただ、1階の天井から雨漏りする場合は、4つの場所が原因になっている可能性も視野に入れましょう。
- ベランダ
- 外壁のひび割れ
- 下屋
- コーキングの劣化
下屋のある部分はトイレが配置されていることが多いため、トイレの天井から雨漏りした場合は下屋の状態をチェックしてみましょう。
雨漏りが原因で天井が落ちる!?見逃せない4つのポイント!
天井からの雨漏りを放置していると、天井が落ちるという最悪な事態を招くことがあります。天井が落ちてくるなんて、想像しただけでも怖いですよね。
天井は構造上、支えの数が限られています。そのため、雨漏りで雨水がたまっていくと天井を構成する枠材が腐食し、重みに耐えきれなくなって落ちてしまうのです。最悪な事態がおこる前に、天井から出ているサインをチェックしておきましょう!
天井からの雨漏りのサインとしても有効なポイントなので、見つけたらすぐに業者に相談してくださいね。
- 天井のクロスに浮きや亀裂がある
- 天井にシミやカビが目立っている
- 天井にふくらんでいるところがある
- 天井がはがれてきている
天井裏に雨水がたまると、天井のクロスの浮きや亀裂が出てくることがあります。この時点では雨漏りの初期段階であることが多いです。
シミやカビが目立つ状況が増えてきた、または雨が降るたびにひどくなっていく場合にはすぐに業者に連絡するのが賢明です。カビが発生すると、住んでいるご家族にも健康被害がおよびます。天井のクロスを張り替えて清潔な住まい環境にするためにも、まずは雨漏り診断を受けてみましょう。
天井のふくらみやはがれが出てきた場合は、雨漏りが深刻化しているサインとしてとらえてください。近年では、線状降水帯の発生で突発的に大量の雨が降り注ぐことが増えています。天井が落ちる前に業者に連絡して、大雨に備えましょう。
天井からの雨漏りの原因は雨漏り専門店『新創』の無料雨漏り診断でスッキリ!
天井からの雨漏りの原因と原因箇所を把握しておけば、日頃から様子をチェックできるので早期発見ができます!雨漏りは放置していると進行していくので、知っていると知らないのとでは大きな差が出てきますよ。
雨漏りで天井が落ちるという最悪な事態を招かないためにも、チェックポイントにあてはまる症状があれば、すぐに業者に相談してくださいね!
雨漏り専門店『新創』では無料雨漏り診断をおこなっております。住まいの気になる症状や違和感は、天井からの雨漏りのサインかもしれません。「おかしいな?」と思ったら早めにご相談ください。イオン新潟東店3階にはショールームもございますので、お買い物の際にご相談いただくことも可能です。